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EPNextS、認知症予防啓発活動「ふぁみコネ」を開始
~“家族で向き合う時代”へ。家族のつながりを軸にした新たな認知症予防アプローチを提案~
株式会社EPNextS(本社:東京都新宿区、代表取締役:長岡 達磨、以下「EPNextS」)は、2025年9月18日、認知症の予防・啓発を目的とした新たな取り組み「家族で学ぶ認知症 “ふぁみコネ”」を開始しました。本活動は、“もしものとき”に慌てないために、シニア世代の親を持つ家族に寄り添い、認知症に関する情報を、YouTubeとLINEを通じてわかりやすく配信していくものです。
■「家族で学ぶ認知症 “ふぁみコネ”」の特長
“ふぁみコネ”は、忙しい方でも取り組みやすい形で学びを提供し、認知症に関する正しい知識を広めるとともに、予防と早期発見の重要性への理解を促します。
YouTubeチャンネルでは、少しおっちょこちょいなキャラクターとその家族が登場するコミカルなストーリー仕立ての啓発動画を、週1回程度のペースで配信します。認知症に関する知識や気づきを、楽しく・わかりやすくお伝えします。
またLINE公式アカウントに登録すると、以下の特典を無料で受け取れます。
- ●日常のやりとりの中で親の健康を気づかう「家族に送るLINE例文」
- ●家族の小さな変化を見逃さないための「1分でわかる家族の様子チェック」
- ▶ YouTubeチャンネル: https://www.youtube.com/channel/UCAIGXEmzEcmAXlcNGzDOD2A
- ▶ LINE公式アカウント登録: https://line.me/ti/p/%40488pwqls
■活動の背景
厚生労働省の推計によれば、2025年現在、65歳以上の高齢者の認知症患者数は、約5人に1人になると見込まれています。このような状況の中、近年、アルツハイマー病をはじめとする認知症に対して、病態の進行そのものに働きかける新たな治療アプローチが臨床現場で注目を集めています。世界各地では候補薬の臨床試験や開発が加速し、バイオマーカーの活用や早期診断法の整備も進展しています。こうした科学的・臨床的な潮流は、治療の選択肢や診断のあり方に変化をもたらす可能性があり、患者本人だけでなく家族も含めて、最新情報を正しく理解する重要性が高まっています。
さらに、認知症対応においては、発症後の治療だけでなく発症前からの予防的な取り組みや、早期発見が極めて重要です。そのため、家族が日常生活の中で関心を持ち、気づきを得られる環境づくりが求められています。
EPNextSは、これまで医薬品等の開発支援を中心に事業を展開してきましたが、超高齢社会の進展に伴い、今後は未病・予防領域にも積極的に取り組み、健康寿命の延伸を通じて社会課題の解決と健康産業の発展に貢献してまいります。
専門医によるコメント
吉山 容正 先生(稲毛神経内科・メモリークリニック 院長)
「認知症は、発症の何年も前から脳の中で変化が始まっていることが、これまでの研究で明らかになっています。こうした変化は外見や日常生活の中では気づきにくく、気づいたときには進行していることも少なくありません。
だからこそ、発症のかなり前から予防的な生活習慣を意識し、同時に家族が日常の中で小さな変化に目を向けることが大切です。
“ふぁみコネ”は、こうした予防と早期発見の両方の観点から意義のある取り組みです。専門的な知識をただ伝えるだけでなく、コミカルな動画を通じて楽しみながら学べる仕組みは、家族が会話をするきっかけを増やし、行動につなげやすくしてくれます。こうした活動が広がることで、地域や社会全体で認知症に向き合う力が高まっていくことを期待しています。」
今後の展望
EPNextSは「ふぁみコネ」を通じて、認知症に関する正しい知識と行動変容を促す情報を、デジタルメディアを活用して広く社会へ浸透させていきます。家族が認知症の兆候に早期に気づき、適切な相談や対応につなげられるよう、わかりやすく親しみやすいコンテンツを継続的に提供し、本人と家族の選択肢を広げる支援を行います。
また、研究機関や製薬・医療機器メーカー等との連携を強化し、臨床開発支援から市場導入までを一貫してサポートすることで、認知症領域における医薬品・医療機器の開発と普及をリードする存在を目指します。さらに将来的には、保険・金融・テクノロジー・地域サービスなど異業種との協働を通じて、日常生活のさまざまな場面で活用される仕組みづくりを推進します。
EPNextSについて(https://www.epnexts.co.jp/)
株式会社EPNextSは、EPSグループの中核事業(治験事業・製造販売後事業)を統括するヘルスケア・ソリューション・プロバイダーです。1991年に創業したCRO*1分野のパイオニアであるイーピーエス株式会社、SMO*2分野で最大のシェアを誇る株式会社EPLink、CSO*3分野でマルチサービスを展開する株式会社EPファーマラインのほか、食品特化型CROなどから構成されています。各社の人材・知見を結集し、グループ社員約7千人の総合力でヘルスケア領域の新しいビジネスソリューションを提供します。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社EPNextS 広報担当E-mail:epn-cco@eps.co.jp
*1 CRO(Contract Research Organization):医薬品開発業務受託機関
*2 SMO(Site Management Organization):治験施設支援機関
*3 CSO(Contract Sales Organization):医薬品販売業務受託機関